ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルケルス1世」の意味・わかりやすい解説
マルケルス1世
マルケルスいっせい
Marcellus I
[没]309
ローマ出身の第30代教皇(在位 306~308/308~309)。聖人。教皇マルケリヌス(在位 291/296~304)の退位後,数年の空位期間を経てあとを継いだ。ローマ皇帝ディオクレチアヌス(在位 284~305)のキリスト教徒迫害により生じた背教者に告解(→告解の秘跡)を課し,暴動を招いた。309年,平和を乱したことを理由に皇帝マクセンチウス(在位 306~312)によりローマから追放され,まもなく死亡した。遺体は埋葬のためローマに送り返された。祝日は 1月16日。
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