三段切(読み)さんだんぎれ

精選版 日本国語大辞典 「三段切」の意味・読み・例文・類語

さんだん‐ぎれ【三段切】

  1. 〘 名詞 〙 連歌俳諧発句で、一句のうち三か所が名詞で区切られること。のちには、一句が三段に切れる切れ方をさすようになった。三名切(みなぎれ)みつぎれ。三所切。
    1. [初出の実例]「三段切の句 時は春春は明ほの花盛〈略〉五月雨は峰の松風谷の水」(出典:雨夜記(1519))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android