32GBの壁(読み)さんじゅうにぎがばいとのかべ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「32GBの壁」の解説

32GBの壁

97年前半までに出荷されたウィンドウズパソコンでは、2GBを超える領域を1つのドライブとしてフォーマットできなかった。しかし、ウィンドウズ98アップグレードすれば、8GB程度まで(IDEドライブの場合)のドライブをフォーマットできる。8Gバイトを超える場合は、パソコン本体BIOSが8GB以上のIDEハードディスクに対応している必要がある。98年以前に発売されたパソコンでは対応できないことが多い。その場合、本体のBIOSのバージョンアップなどで対応できる場合もある。1999年以降に発売されたパソコンの多くは8GB以上のIDEハードディスクに対応済みだ。また、最近では32GB以上のハードディスクが使えない問題。大容量ハードディスクの登場で、ハードディスク交換は手近なアップグレードとなったが、1999年中に発売されたパソコンのほとんどは32GB以上のIDEハードディスクを認識できない。認識できるパソコンでフォーマットしてから接続すると認識できる場合もあるが、30GB以下のハードディスクを使うのが無難。本体のBIOSを対応済みのバージョンにアップグレードするか、ウルトラATA66カードを利用することでこの問題を回避できる。しかし、BIOSアップデートはパソコン本体メーカーによって行っていない場合があり、ウルトラATA66カードは他の周辺機器(SCSIカードなど)との相性の問題もあり、確実というわけではない。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

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