3Dドリブル(読み)すりーでぃーどりぶる(その他表記)3D dribbling

知恵蔵mini 「3Dドリブル」の解説

3Dドリブル

ホッケードリブル法の一つ。膝上の高さまで浮かしたスティックの上でボールを弾ませながら相手の守備をかわす。ホッケーの通常のドリブルはボールを地面に転がして行うため、自分より腕の長い守備側選手と対峙すると不利になり、そのぶん大回りして攻め上がらなければならない。しかし3Dドリブルは相手のスティックの上の空間を利用することができるため、相手の脇をすり抜けて最短距離での攻撃が可能となる。従来は膝の上よりも高くボールを上げることが禁止されてきたが、2016年の国際ルール改定で許可されたため、体格で劣るもののスティックさばきに優れる選手にとって有利な攻撃手段として注目されるようになった。

(2019-12-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android