82430NX

ASCII.jpデジタル用語辞典 「82430NX」の解説

82430NX

Intelが開発した第二世代のPentium用チップセット。開発コードネームはMercury。以下のように、3チップから構成されている。82433NX: Local Bus Accelerator(LBX)×282434NX: PCI、Cache and Memory Controller(PCMC)さらにISAバスを実装する場合は1チップ、またEISAバスを実装する場合は2チップを追加される。82430NXは、Pentium-75MHz以上(P54C)に対応したチップセットで、2次キャッシュ用のタグRAMを内蔵し、Burst SRAMをサポートするといった特長がある。2次キャッシュの容量は256Kbytesかまたは512Kbytesである。一世代前の82430LXに比べ、メインメモリーの最大容量は512Mbytesと増えており、また2次キャッシュでライトバックを実現している。そのほか、PCIのコンフィギュレーションサイクル#1/#2をサポートするなど、さまざまな改良が施された。またデュアルプロセッサーに対応していたため、クライアントPCだけではなくサーバーPCにも、よく使われていた。82430NXは、その後登場した82430FXによって代替された。

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