D-D(読み)ディーディー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「D-D」の意味・わかりやすい解説

D-D
ディーディー

1,3-ジクロロプロペン 55%以上,1,2-ジクロロプロパン 20~25%,その他の類縁化合物を含む黄褐色液体の略称植物の地下部に寄生する根こぶ線虫,根腐れ線虫などの防除に使われる薫蒸剤。使用法は 30cm間隔に深さ 15cmの穴を千鳥型につくり,1穴に 1.8~3mlを注入し,上方を土でおおい,2週間後にガス抜きをつくって播種または移植をする。使用量は 10aあたり 25kg。針金虫などの昆虫にも効力がある。

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世界大百科事典(旧版)内のD-Dの言及

【殺線虫剤】より

…(かっこ内は商品名)。(1)ハロゲン化炭化水素系 クロロピクリン,臭化メチル,D‐D(非登録),DCPI(ママモール)――主として土壌薫蒸剤として使用。(2)チオシアネート系 メチルイソチオシアネート(トラペックサイド),REE(非登録)。…

※「D-D」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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