ガス抜き(読み)ガスぬき(英語表記)gas drainage

  • ガス抜き gas drainage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

炭層石炭の採掘跡などから濃厚なメタンボーリングパイプ,ガス抜き専用坑道などを利用して誘導すること。炭層には多量のメタンが含まれていて,採炭時および採掘跡からこれらのメタンが坑内空間に湧出してくる。メタンは空気中に5~15%含まれていると爆発性があって危険なので,採掘前に炭層にボーリングを行い,できるだけ抜き出しておく必要がある。この方で一般に炭層中のメタンの 30~60%を抜き出すことができる。技術的には地山ボーリング法,上下盤ボーリング法,ガス抜き坑道法,払跡密閉法などがある。坑内でボーリングするほか,坑外から地下へボーリングして行うこともある。

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デジタル大辞泉の解説

[名](スル)
炭坑などで、ガス爆発やガス突出を防止するため、メタンガスを含む炭層・岩盤に多数の穴をあけ、ガスを除去すること。また、スプレー缶ライターなどの中のガスを排出すること。そのための道具。
パンなどを作る際に行う作業の一つ。イースト菌の発酵によって膨らんだ生地を軽くたたいて平らにすること。中の気泡がつぶれて空気が抜ける。パンチ
不満や精神的なストレスなどがたまったとき、それが噴き出す前になんらかの方法で解消すること。

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世界大百科事典 第2版の解説

炭鉱のメタンガスの排除法の一つ。ガスを切羽や通気坑道に流出させないために,炭層や隣接層からガスを直接吸い集め,坑内気流中に混じらないよう鉄管を通して坑外に誘導することをいう。従来,可燃性ガスを通気によって薄めて坑外に排出しているが,採掘深度が増すにつれてガス発生量が増加し,これを規定以下の濃度に保つには大量の通気量が必要となる。そのためには大きな扇風機と大断面の坑道が必要で,技術的,経済的な困難が伴う。

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大辞林 第三版の解説

スル
炭坑などでガス爆発を予防するために、発生し始めたガスを除去すること。
集団・組織内部の不満が極限に達する前に、それを発散させて、破局を回避する手だてを講ずることをたとえていう。

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