針金虫(読み)ハリガネムシ

デジタル大辞泉 「針金虫」の意味・読み・例文・類語

はりがね‐むし【針金虫】

線形虫綱ハリガネムシ目の袋形動物総称体長10~40センチ、時に1メートルを超え、体幅約1ミリで、黒褐色幼虫水生昆虫カマキリの体内に寄生し、成熟すると脱出して淡水中で自由生活をする。
コメツキムシ類の幼虫。体は細長い円筒形で、光沢のある褐色土中にすみ、麦・サツマイモなどの根を食害する。あしまき。
[補説]書名別項。→ハリガネムシ

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精選版 日本国語大辞典 「針金虫」の意味・読み・例文・類語

はりがね‐むし【針金虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 線虫類近縁な線形虫類のハリガネムシ目に属する動物の総称。体長一〇~五〇センチメートル。体は針金状で著しく細長い。幼虫は水生昆虫に寄生し、のちカマキリなどの食虫性昆虫に捕食され、その体内で成虫となる。秋に宿主の体外に出て水中で自由生活を送る。寄生された昆虫は生殖能力を失う。黒褐色で、体長四〇センチメートルぐらいになるニホンザラハリガネムシが代表種。あしがらみ。あしまつい。《 季語・秋 》
  3. 甲虫目コメツキムシ科に属する昆虫の幼虫の総称。体は太い針金状で、光沢のある褐色。体長はふつう二~三センチメートル。麦、サツマイモなど農作物害虫となるものが多い。クシコメツキの幼虫など。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針金虫」の解説

針金虫 (ハリガネムシ)

動物。ハリガネムシ目の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「針金虫」の意味・わかりやすい解説

針金虫
はりがねむし

「コメツキムシ」のページをご覧ください。

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