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EFP EFP/いーえふぴー Explosively Formed Penetrator

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知恵蔵2015の解説

EFP

爆発成形弾(Explosively Formed Projectile:EFP)あるいは自己鍛造型弾頭(Self-Forging Warhead:SFW)などとも呼ばれる第二次世界大戦から広く使われるようになった化学エネルギー型対戦車兵器の成形炸薬(さくやく)弾が先端がじょうご型にへこんだ炸薬の底面から点火して、じょうごと逆の形に燃焼ジェットガスが集中する原理を利用して防弾鋼板を焼き切る方式であるのに対して、EFPは炸薬の先端にへこんだ形で装着した銅板や鋼板を爆発の圧力で弾の形に「成形」し、毎秒1000〜3000mの高速で戦車などの目標に激突させて、その運動エネルギーで穴を開け、弾はエネルギーがなくなるまで車内を飛び回って破壊するという方式を使っている。貫徹力は成形される弾の直径に相当する装甲厚を貫く程度で、成形炸薬弾の直径の4〜6倍という大きさには及ばないが、ひとたび撃ち抜けば、1発で目標を破壊できる確実性は大きい。比較的小型軽量に造ることができるために、空中散布型のクラスター弾頭の子弾に使われたり、地上に設置して車両の待ち伏せ攻撃に使われたりする。05年末ごろからはイラクでも武装勢力が使用するようになり、2006年7〜8月のイスラエルによるレバノン侵攻時にはヒズボラが使用している。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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