出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…現在では,家計,企業,政府等の重要な経済主体それぞれについて,あるいは消費,投資,輸出,輸入といった経済活動それぞれに対応して,物価指数が常時公表されており,それぞれのインフレ率を知ることができるようになっている。また経済全体のインフレ率としてはGNPデフレーターが用いられることが多い。とくに消費者にとってのインフレ率については,毎月作成され,しかも速報性のある消費者物価指数(CPI)が最もよく用いられている。…
…デフレーターとこれに対応する実質値がこのために用いられる概念の一例である。 デフレーターについて,そのうち最もよく利用されるGNPデフレーターを例にとって,その計算の仕方を説明しよう。名目GNPはある期間(たとえば1980年1年間)に生産された個々の生産物の価格×数量の総和である。…
…もちろん現実経済に一般的な物価というものが存在するわけではなく,それは統計的な指数(多くの財の価格の平均)によってとらえられるものである。たとえばどのような財の価格を指数に取り入れるかによって,消費者物価指数,卸売物価指数,GNPデフレーター等があり,これらはそれぞれ目的に応じて使い分けられている。 さて一般物価水準の変動(その上昇がインフレーションにほかならない)にわれわれが関心をもつのはどのような理由によってであろうか。…
…このほか主要な物価指数としては,農家が販売する農産物の全国平均価格(農産物価格指数)および農家が購入する農業生産資材と生活資材の小売価格(農家購入品価格指数)をそれぞれ対象とする〈農村物価指数〉(農林水産省作成,1948年4月開始),輸出入品の通関時における平均単価を対象とする〈貿易価格指数〉(大蔵省作成,1949年1月開始),全国主要140都市の市街地価格(評価価格)を対象とする〈全国市街地価格指数〉(日本不動産研究所作成,1936年9月開始)などがある。なお,〈GNPデフレーター〉(名目GNP/実質GNP,経済企画庁作成)も,一国全体の物価水準を示す指標として広い意味での物価指数の一種であり,上記の各物価指数を主要な基礎データとして作成されている。【日本銀行調査統計局】。…
※「GNPデフレーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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