コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

NIP エヌアイピー

1件 の用語解説(NIPの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

エヌアイピー【NIP】

ニップ(商品名)ともいう。ジフェニルエーテル系の除草剤で,アメリカロームアンドハース社によって開発され,1956年に日本に紹介された。非ホルモン系の除草剤で,選択性はない。この薬剤は,土壌処理において土壌の表面の比較的浅い部分に吸着され,深部には移行しない性質を有する。したがって,土壌表面に生育する雑草は接触的に殺草されるが,深部に根を張っている作物は害を受けない。この性質を利用して,粒剤はイネ移植後の水田土壌処理除草剤として使用されることが多く,乳剤および水和剤は,畑作用除草剤として用いられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のNIPの言及

【除草剤】より

…ダイアジン系除草剤として,ブロマシル,オキサジアゾンなどが知られ,後者は,水田のノビエなど一年生雑草,マツバイなどに有効である。ジフェニルエーテル系除草剤には,NIP(非登録),CNP,クロメトキシニルなどが含まれ,水田における移植前後の土壌処理剤として広く使用されている。 R‐SO2NHCONH‐Rの部分構造を含むベンスルフロンメチル,Chlorsulfuronなどのスルホニル尿素系除草剤は,低濃度で,土壌処理,茎葉処理のいずれでも強力な殺草作用を示し,広葉雑草とイネ科作物との間にある程度の選択性が認められ,哺乳動物に対する急性毒性もきわめて低い。…

【NIP】より

…この性質を利用して,粒剤はイネ移植後の水田土壌処理除草剤として使用されることが多く,乳剤および水和剤は,畑作用除草剤として用いられた。現在,NIPは日本の農薬登録からはずれており,類似の除草剤としてCNP(商品名MO,エチオン),クロメトキシル(商品名エックスゴーニ,Difenexなど),ビフェノックス(商品名モーダウン)などが登録されている。毒性は50%致死量LD50=2630mg/kg(ラット)。…

※「NIP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

NIPの関連キーワードジフェニルビフェニルフェニル高フェニルアラニン血フェニルアラニン4-モノオキシゲナーゼフェニルケトン尿フェニル酢酸フェニルピルビン酸尿フェネチルアミン本態性高フェニルアラニン血

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

NIPの関連情報