P(読み)ぴー

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

英語アルファベットの第16字。口(くち)を表すエジプトの象形文字を起源とし、セム文字のpeからギリシア文字のパイ(π)、エトルリア文字を経て、ラテン文字に入ったが、現在の字体はラテン文字以前の字体とはほとんど類似性がない。化学ではリンの元素記号であり、音楽では「弱く」「柔らかく」を意味するイタリア語pianoの略であり、物理では運動量momentumを表す記号である。アメリカの陸軍用語では追撃機pursuitを意味する(P‐38など)。中世ローマ数字では400を示す。pとqを混同しやすいことから、mind one's p's and q'sは「言行を慎む」「行儀よくする」「注意深い」などを意味する。

[斎藤公一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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