出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
…これらの問題を克服するためには,GNPの増大よりも,国民が日常の生活のなかで満足感・充足感をもって暮らせること,またその達成を保障する社会的条件をつくることを重視する方向へ,価値観の転換が求められてきた。このように〈より多く〉よりも〈より良く〉という価値観として,世界的には1965年ころからクオリティ・オブ・ライフ(QOLと略称)という言葉が使われはじめ,日本でも70年から経済企画庁が社会指標として〈生活の質〉の指標化にとりくんでいる。72年ローマ・クラブ報告書《成長の限界》の中で使われて以来,広く使われるようになった。…
…彼らは仕事はできるし,車椅子操作および身のまわり動作ができ,車を運転できるならば職場に通勤も可能である。 以上のように,日常生活動作能力はリハビリテーションにおける一つの目安にちがいないが,近年こうしたADL重視の考え方に反省が加えられ,障害者個人の〈生活の質quality of life(QOLと略称)〉の向上がリハビリテーションの目標であるとする意見が登場している。ADLの自立はそのための一つの因子ではあっても不可欠の条件ではないとする考え方である。…
…これらの問題を克服するためには,GNPの増大よりも,国民が日常の生活のなかで満足感・充足感をもって暮らせること,またその達成を保障する社会的条件をつくることを重視する方向へ,価値観の転換が求められてきた。このように〈より多く〉よりも〈より良く〉という価値観として,世界的には1965年ころからクオリティ・オブ・ライフ(QOLと略称)という言葉が使われはじめ,日本でも70年から経済企画庁が社会指標として〈生活の質〉の指標化にとりくんでいる。72年ローマ・クラブ報告書《成長の限界》の中で使われて以来,広く使われるようになった。…
…彼らは仕事はできるし,車椅子操作および身のまわり動作ができ,車を運転できるならば職場に通勤も可能である。 以上のように,日常生活動作能力はリハビリテーションにおける一つの目安にちがいないが,近年こうしたADL重視の考え方に反省が加えられ,障害者個人の〈生活の質quality of life(QOLと略称)〉の向上がリハビリテーションの目標であるとする意見が登場している。ADLの自立はそのための一つの因子ではあっても不可欠の条件ではないとする考え方である。…
※「QOL」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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