Serial ATA(読み)シリアル エー ティー エー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Serial ATA」の解説

Serial ATA

パソコンで記憶装置接続するためのインターフェースで、IDEATA)の後継規格。「SATA」(「サタ」と読む)と略すこともある。従来のIDEでは複数の信号を同時に送るパラレル転送だったのに対し、Serial ATAでは1組の信号線を使って、データを順次送るシリアル転送を採用している。これにより、信号間の干渉がなくなり、データ転送のタイミング調整も不要になることから、より高速なデータ転送が可能になっている。また、IDEでは接続に40ピンのフラットケーブルを使用していたのに対し、Serial ATAでは幅1cm程度のスリムなケーブルになり、取り扱いが容易になっている。さらに、設定のためのジャンパーピンが不要で、ホットプラグ(パソコンの電源を入れたまま交換できる)に対応しているなど利便性が向上しており、現在ではIDEに代わって広く使用されている。データ転送速度は、現在のSerial ATA 2.0で300MB/秒、Serial ATA 3.0では600MB/秒となる。Serial ATAを外付けの記憶装置の接続に利用するExternal Serial ATAという規格もあり、eSATA(「イーサタ」と読む)と表記される。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「Serial ATA」の解説

Serial ATA

⇨シリアルATA

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android