UA債(読み)ユーエーさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

UA債
ユーエーさい

為替リスクの減殺を目的に考案された UA(unit of account)建ての債券。第2次世界大戦後のヨーロッパにおける国際的起債方式の一つで,従来の単一通貨建債券のもつ為替リスクを回避するため UAと呼ばれる安定的な計算単位を設定し,ヨーロッパ決済同盟 EPU加盟国通貨 (関連通貨) の金平価と UAの価値から算出された価値比率を元利支払いの計算尺度として用いられた。 UA自体に時代的変遷があるほか,これに類似したものとして EURCOなど多通貨の一定額を合計したものを UAに含めることがあったため,UAの各国通貨への交換比率は多岐に分化していた。しかし 1979年のヨーロッパ通貨単位 ECU創設により,現在 UAは使われていない。

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