UBS[会社](読み)ユービーエス

百科事典マイペディア 「UBS[会社]」の意味・わかりやすい解説

UBS[会社]【ユービーエス】

1998年6月にスイス銀行SBC)とスイス・ユニオン銀行(旧UBS)が合併して誕生した欧州最大規模の銀行。個人向け銀行業務,リスクマネジメント証券などを行う。資産運用に強く,世界最大の預かり運用資産を持つ。環境問題への関心が高く,環境経営分析,環境マネジメント,環境問題の訴訟への対応に関するコンサルティングも行っている。欧州を中心に世界50ヵ国で業務展開する。合併後の最大の課題は,米国市場での競争力の強化とされたが,2007年米国サブプライムローン問題に端を発する金融危機深化の中で経営危機に陥り,スイス政府から5000億超の資本注入と巨額の不良資産買い取りを受けることになった。2011年12月期売上高277億8800万スイスフラン。2011年総資産1兆4191億スイスフラン。
→関連項目スイス銀行[会社]

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