出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
… この会議で確認され,その後の環境問題への取組みの基調となる概念は〈持続可能な開発sustainable development〉であった。これは,1987年〈環境と開発に関する世界委員会(WCED)〉が《地球の未来を守るために》(《我ら共有の未来Our Common Future》)と題する最終報告書で公表した考え方で,同報告書ではこれを〈将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく,今日の世代のニーズを満たすような開発〉と説明している。WCEDは1982年,国連環境計画(UNEP)がストックホルム会議の10周年を記念して開催した管理理事会特別会合で日本が設置を提案,高い見地から環境問題についての提言を行う委員会として84年に設置された。…
… この会議で確認され,その後の環境問題への取組みの基調となる概念は〈持続可能な開発sustainable development〉であった。これは,1987年〈環境と開発に関する世界委員会(WCED)〉が《地球の未来を守るために》(《我ら共有の未来Our Common Future》)と題する最終報告書で公表した考え方で,同報告書ではこれを〈将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく,今日の世代のニーズを満たすような開発〉と説明している。WCEDは1982年,国連環境計画(UNEP)がストックホルム会議の10周年を記念して開催した管理理事会特別会合で日本が設置を提案,高い見地から環境問題についての提言を行う委員会として84年に設置された。…
※「WCED」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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