X線フィルム(読み)エックスセンフィルム

化学辞典 第2版「X線フィルム」の解説

X線フィルム
エックスセンフィルム
X-ray film

X線による写真記録に用いられるフィルム.用途別には医療用(診断用)と工業用がある.さらに使用条件によってノースクリーン型(直接型)とスクリーン型(間接型)に分けられる.ともにやや粒径の大きいハロゲン化銀結晶を高濃度に含む乳剤を,支持体フィルムの両面に塗付してある.スクリーン型ではフィルムを2枚の増感紙の間にはさんで使用するので,光に対しても感度を有する必要があるが,ノースクリーン型ではX線感度のみ重視して製造される.X線画像の記録には,このほかに,
(1)イメージングプレート(蛍光体)に記録してこれをレーザー光で読み取る方式,
(2)CCD(電荷結合素子)を用いて記録する方式,
がある.これらのデジタル画像は銀塩写真方式のほか,完全ドライシステムである感熱記録方式やドライバー方式で出力される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

デジタル大辞泉「X線フィルム」の解説

エックスせん‐フィルム【X線フィルム】

X線写真で用いられる一般写真用とは異なるフィルム。透過力が強いX線を感光させるため、フィルムの両面に感光乳剤塗布したり、乳剤中のハロゲン化銀の含有率を高めたりしたものが使われる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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