Y(イグレック)

  • Y
  • わい

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

英語アルファベットの第25字。起源は、ギリシア語において母音字イオタ(I)となり、英語アルファベットのIになったセム文字のyodhまでさかのぼる。Yの字体は、セム文字のwawから発達したギリシア文字のイプシロンに由来している。ラテン語においては、紀元前1世紀のギリシア征服以後、ギリシア語からの借用語を取り入れる際、Y音を表記するのに用いられ、Zとともにアルファベットの最後に加えられた。化学ではイットリウムの元素記号を表し、数学ではxに次ぐ第二の未知数であり、座標平面では縦軸を表す。中世ローマ数字では150を示す。日本の通貨単位「円」の略号として¥が用いられる。英語では、接尾辞として種々の用法があり、動詞から行為を示す名詞(inquiryなど)をつくったり、名詞から形容詞(healthy, dreamyなど)をつくったり、名詞につけて愛称を示す(dolly, Johnnyなど)際に用いられる。

[斎藤公一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android