20世紀西洋人名事典 「A.D.リンゼイ」の解説
A.D. リンゼイ
Alexander Dunlop Lindsay
1879 - 1952
英国の政治哲学者。
元・オックスフォードのベリオル・カレッジ学長,ノース・スタッフォードシャー大学初代学長。
スコットランド生まれ。
オックスフォードのベリオル・カレッジ学長を経て、オックスフォードの副総長を歴任し、ノース・スタッフォードシャー大学(後のキール)の初代学長となる。理想主義哲学者グリーンやベリオルの先任学長ベンジャミン・ジョウエットの影響を受け、哲学のみならず宗教信仰にも基礎を求め、大学礼拝堂で説教を行い、キリスト教を現代に生かす努力をする。又、著作には自由と民主主義の本質を解明しようとしたものが有名である。著書に「民主主義の本質」(1929年)、「近代民主主義国家」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報