A.F.L.ワイズマン(英語表記)August Friedrich Leopold Weismann

20世紀西洋人名事典 「A.F.L.ワイズマン」の解説

A.F.L. ワイズマン
August Friedrich Leopold Weismann


1834.4.17 - 1914.11.5
ドイツの動物学者。
フランクフルト・アム・マイン生まれ。
ゲッティンゲン大学医学化学を学び、1856年「体内における馬尿酸生成」で医学博士号を取得、医者になるが、ギーセン大学に再入学し、主に昆虫の発生を研究。1865年フライブルク大学員外教授。1874年同大動物学教授。1912年までフライブルク大学動物学研究所に勤めた。後半生は視力が衰えたために理論面に力を注ぎ1892年生殖質の連続性を主張し、獲得形質の遺伝を否定し、「生殖質説」として結実させた。又、進化に関し自然選択を重視し、新ダーウィン主義を唱えた。他に「進化論講義」(1902年)も有名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android