A.S.バイアット(その他表記)Antonia Susan Byatt

現代外国人名録2016 「A.S.バイアット」の解説

A.S. バイアット
Antonia Susan Byatt

職業・肩書
作家,英文学者,英文学批評家

国籍
英国

生年月日
1936年8月24日

出生地
ヨーク州シェフィールド

本名
ダフィ,アントニア・スーザン〈Duffy,Antonia Susan〉

旧名・旧姓
ドラブル〈Drabble〉

学歴
ケンブリッジ大学ニューナム・カレッジ〔1957年〕卒

勲章褒章
CBE勲章〔1990年〕, DBE勲章〔1999年〕

受賞
English Speaking Union fellowship〔1957〜58年〕,シルバー・ペン賞「スティル・ライフ」,ブッカー賞(1990年度)「抱擁」,O.ヘンリー賞〔2003年〕,ジェームズ・テイト・ブラック記念賞〔2010年〕

経歴
父親は判事著述家、母親は国語の教師で、両親ともケンブリッジ大学出身という文化的で豊かな家庭に生まれ育つ。ヨークのクエーカー教徒の寄宿学校ザ・マウント・スクールを経て、1957年ケンブリッジのニューナム・カレッジを優秀な成績で卒業、’58年より米国のブリンモア大学で1年、さらにオックスフォードのサマービル・カレッジの大学院で1年、17世紀文学を研究する。’59年経済学者C.R.バイヤットと結婚、3人の子供を持つ。のち離婚し、’69年にP.G.ダフィと再婚。’72〜83年ロンドンのユニバーシティ・カレッジで英米文学を講じる。文学に関する批評活動の分野でも活躍しており、「マードック論」(’76年)のほか、「その時代におけるワーズワースコールリッジ」(’70年)、「Portraits in fiction」(2001年)などの学術書を著わす。作家としては1964年「The Shadow of the Sun(太陽の影)」でデビューし、秀才姉妹の相剋を扱った「The game(ゲーム)」(’77年)で高い評価を受ける。他に「スティル・ライフ」(’85年)、「抱擁」(’90年)、「Angels and Insects」(’92年)、短編集「シュガー」(’87年)、「マティス・ストーリーズ」(’93年)などがある。妹のマーガレット・ドラブルも作家。’98年初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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