20世紀西洋人名事典 「B.オコト」の解説
B. オコト
p’Bitek Okot
1931 -
ウガンダの詩人。
国立文化センター所長,ナイロビ大学教授,イフェ大学教授,マケレレ大学教授。
1958年にフットボールの選手としてイギリスに遠征し、社会人類学を学んだのをきっかけとして、アチョリ語と英語の両方で詩を書き、アチョリ族の伝統文化の土俗価値を掘り起こしたり、詩・演劇・音楽などの総合芸術の発展に務めた。代表作に散文詩「ラウィノの歌」(’66年)、「オショルの歌」(’70年)などがあり、アフリカ的価値と西欧的価値を対比させ、アフリカの民族的価値に対する揺るぎない自信の存在を描いている。東アフリカの代表的詩人であり、’72年にケニヤッタ文学賞を受賞している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報