ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アチョリ族」の意味・わかりやすい解説 アチョリ族アチョリぞくAcholi ウガンダ北部から南スーダンにかけてのサバナに住むナイル語系民族。21世紀初頭時点で人口は 100万人以上。サツマイモやラッカセイを栽培する農耕民であるが,ほかのナイル語系諸族同様,ウシに大きな価値をおく。伝統的には,1人の首長ルウォトに支配された数多くの独立した王国や首長国に分かれていた。各首長国はいくつかの村からなり,首長の属する王族リニージとそれに従ういくつかのリニージで構成されていた。村は,おのおのオーと呼ばれる集会場所をもった集落に分かれており,オーは人々の生活の中心である。異なるオーの間には強い対抗意識があり,しばしばその優劣を競う模擬戦やウンディーレと呼ばれる競技が催される。出自や相続は父系制である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by