20世紀西洋人名事典 「C.シャブロル」の解説
C. シャブロル
Claude Chabrol
1930 -
フランスの映画監督。
パリ生まれ。
薬科大学卒業後、「カイエ・デュ・シネマ」誌に映画批評を書き、1957年エリク・ロメールとの共著で「ヒッチコック論」を出版する。同年、妻の叔母の遺産によって「美しきセルジュ」を自主製作し映画監督としてデビューする。その素人製作と新鮮な映像は当時の映画界に衝撃を与え、第二作「いとこ同志」とともにヌーベル・バーグのさきがけとなった。作品はヒッチコックへの傾倒から「二重の鍵」(’59年)、「交換結婚」(’72年)などサスペンスものが多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報