最新 地学事典 「CMコンドライト」の解説
シーエムコンドライト
CMコンドライト
CM chondrites
炭素質コンドライトに属する化学的グループの一つで,名称はミゲイ(Mighei)隕石に由来する。コンドルールやマトリックスなどからなる。マトリックスは極細粒の含水鉱物(蛇紋石など)や鉄鉱物(硫化鉄・トチリナイトなど)などからなる。コンドルールは種々の程度に加水反応を受けて,一部または全体が含水鉱物(蛇紋石・緑泥石など)に変化している。CMコンドライトの含水量は隕石によって異なり,2~16%である。また,炭素の含有量は1.5~3%であり,多くは有機物を構成するが,一部は炭酸塩鉱物になっている。CMグループに属するマーチソン隕石から地球外有機物が初めて確認された。炭素質コンドライトの中でこのグループの落下頻度が一番高い。
執筆者:中村 智樹・池田 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

