最新 地学事典 「CRコンドライト」の解説
シーアールコンドライト
CRコンドライト
CR chondrites
炭素質コンドライトの一種で,平均径約1mmの大きなコンドルールを含む。レナッツォ隕石をタイプとする。コンドルールの外縁やマトリックス中に大きな金属鉄を多く含むのが特徴的。多くは水質変成作用を受けている。難揮発性包有物は少ない。CR・CH・CBコンドライトに含まれる金属鉄は原始太陽系のガスからの凝縮物である化学的特徴をもち,酸素同位体比もよく似ていることから,成因的に関係があるとされCRクランと呼ばれる。MgやCrの同位体から,これらは他の隕石よりも太陽から遠いところで形成された可能性が指摘されている。
執筆者:野口 高明・池田 幸夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

