DDoS攻撃(読み)ディードスコウゲキ(その他表記)Distributed Denial of Service attack

共同通信ニュース用語解説 「DDoS攻撃」の解説

DDoS攻撃

インターネットサイトやサーバーに、いくつものパソコンやIT機器から大量のデータを送り付け、システム障害を引き起こすサイバー攻撃DDoSは「Distributed Denial of Service(分散型サービス拒否)」の頭文字を取ったもので、「ディードス」と読む。高度な技術を必要としない初歩的なサイバー攻撃とされ、ハッカー集団が好んで使用する。

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知恵蔵mini 「DDoS攻撃」の解説

DDoS攻撃

インターネットを通じて多数のコンピューターから大量の通信負荷をかけ、標的となったサーバーに通信障害などを引き起こす攻撃のこと。協調分散型DoS攻撃、分散型サービス妨害攻撃などともいう。攻撃元が特定できる「DoS攻撃」に対し、DDoS攻撃は多数の第三者のコンピューターを利用し特定サーバーに攻撃をかけるため、大元の攻撃者がわからず、また従来ファイアウォールやアクセスリストといった手段では攻撃を防げない。2014年以降、DDoS攻撃につき警視庁が繰り返し注意喚起しており、15年7月には警視庁サイバー犯罪対策課が全国で初めてDDoS攻撃者を逮捕した(電子計算機損壊等業務妨害容疑)。

(2015-8-4)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「DDoS攻撃」の意味・わかりやすい解説

DDos攻撃
でぃーでぃーおーえすこうげき

DoS攻撃

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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