DP・CP・AP(読み)ディーピー・シーピー・エーピー(その他表記)Diploma Policy, Curriculum Policy, Admission Policy

大学事典 「DP・CP・AP」の解説

DP・CP・AP(三つのポリシー)
ディーピー・シーピー・エーピー
Diploma Policy, Curriculum Policy, Admission Policy

Diploma Policy: DP(ディプロマ・ポリシー)は卒業認定・学位授与の方針,Curriculum Policy: CP(カリキュラム・ポリシー)学部学科における教育課程編成・実施の方針,Admission Policy: AP(アドミッション・ポリシー)は入学者受入れの方針にあたる。2008年の中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」で,学士課程教育の改革にあたっては,各大学の個性や特色が具体的に反映されるものとしてこれら三つのポリシー(方針)を明確に示すことが重要であるとともに,順次性のある体系的な教育課程の編成や初年次教育の充実,高大連携の推進の必要性について提言された。学校教育法施行規則の改正(2010年)により大学の教育情報公表の促進が図られたこととも相まって,各大学のウェブサイトなどでは「カリキュラム・マップ」「カリキュラム・ツリー」と呼ばれる教育課程の体系性を示す図表などもあわせて明示する動きが進んでいる。
著者: 井上史子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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