20世紀西洋人名事典 「E.オルス」の解説
E. オルス
Eugeni D’Ors
1882 - 1954
スペインの哲学者,小説家,評論家。
バルセロナ生まれ。
筆名Xénius。
フランスに留学して、オルテガ、マラニョンなどと共に、ノベセンティスモ(1912年の世代)を代表する、古典主義、貴族主義的な傾向を示している。1906〜14年にカタルニャ語で書いた時評「語録」が代表作で、1911年から10年間カタルニャ研究所所長を務めた。’23年には政治的見解の相違からマドリードに移り住んだ。また「プラド美術館の三時間」(’23年)、「バロック論」(’36年)などの美術評論がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報