20世紀西洋人名事典 「E.ジュース」の解説
E. ジュース
Eduard Suess
1831 - 1914
オーストリアの地質学者。
元・オーストリア科学アカデミー会長。
ロンドン生まれ。
商人の子として生れる。幼児に家族とウィーンに帰り、英才教育を受けた。17歳で革命運動に参加する。プラハ大学で地質学、古生物学を学び、ウィーンに戻り1857年ウィーン大学地質学院外教授となり、1857〜1901年まで同大学正教授を務める。州会議員を経て1873年にオーストリア下院議員となる。1894年英国のローヤル・ソサエティの外国人会員に選ばれ、コプリー・メダルを受賞。世界の地質を空間的、時間的に初めて総合化したことは著名である。主著に「地球の相貌」(1883〜1888年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報