20世紀西洋人名事典 「E.レーム」の解説
E. レーム
Ernst Julius Röhm
1887 - 1934.6.30
ドイツの軍人。
元・ナチス党突撃隊隊長。
第一次世界大戦中、陸軍大尉となり、戦後はミュンヘンのレーテ共和国を破壊させ、ナチス党突撃隊を組織する。一時ヒトラーと不仲になったが、1930年から再び突撃隊参謀長となり、左翼に対するテロ活動を強化した。’33年にヒトラーが政権につくと、両者の意見は対立。社会革命的な「第二革命」を唱え、国防軍にとってかわろうとしたが、’34年一揆を企図したとして他の突撃隊幹部とともに殺害された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報