20世紀西洋人名事典 「E.ワーゲマン」の解説
E. ワーゲマン
Ernst Wagemann
1884 - 1956
ドイツの経済学者,統計学者。
元・ベルリン大学教授,元・統計局長官,元・ベルリン景気研究所所長。
チリ生まれ。
ゲッティンゲン大学、ベルリン大学、ハイデルベルク大学で学び、1918年ベルリン大学教授、’23年統計局長官、’25〜45年ベルリン景気研究所所長を歴任。景気変動の実証的研究家として著名で、アメリカ流の統計的景気観測法を導入し、心理的・有機的に経済変動を認識し、主要八系列のバロメーターの相対的な変化を重視した。又貨幣論の分野においても優れた研究業績を残し、指図証券説の有力な主張者となった。著書「景気変動論」(’28年)、「世界経済機構と景気変動」(’31年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報