20世紀西洋人名事典 「E.ヴォギュエ」の解説
E. ヴォギュエ
Eugène Melchior de Vogüé
1848 - 1910
フランスの外交官,作家。
元・ペテルブルクのフランス大使館秘書。
ニース生まれ。
戦後に外交界に入り、コンスタンチノーブル、カイロ公使館などを経て、ペテルブルクのフランス大使館秘書となった。ロシア事情、ロシア文学に精通し、「ピョートル大帝の息子」(1884年)、「ロシア魂」(1893年)などの著作があり、「ロシア小説」(1886年)はロシア文学を初めて西欧に系統的に紹介した。他に、「東方史」(1879年)、「世紀の肖像」(1883年)などもある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報