ペテルブルク(その他表記)Peterburg[ロシア],Petersburg[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ペテルブルク」の解説

ペテルブルク
Peterburg[ロシア],Petersburg[英]

ロシア帝国首都。1703年ピョートル1世北方戦争でイングリア地方を獲得して,ネヴァ河口のデルタ上に新首都建設に着手したのが始まり。1712年から1918年3月まで,帝国の首都として経済的にも文化的にも栄えた。その間1914年,第一次世界大戦勃発によってペトログラートと改称された。ロシア革命の際はその中心舞台であった。24年レーニンの死後彼を記念してレニングラードと改称された。第二次世界大戦中ドイツ軍の包囲を2年5カ月支えて屈せず,英雄都市称号を与えられた。ペレストロイカののち,1991年,もとのサンクト・ペテルブルク名称に戻った。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ペテルブルク」の解説

ペテルブルク
Peterburg

1703年ロシアのピョートル1世が北方戦争中にネヴァ川河口に建設した都市。1712年から1918年までロシアの首都
西欧への窓」として西欧化政策の中心地となった。1825年デカブリストの乱,1905年血の日曜日事件など革命運動の中心地でもあった。1914年にペトログラードと改称され,さらにロシア革命後の24年に,レニングラードと改められたが,91年旧称のサンクト−ペテルブルクに戻った。

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