E1脱離反応(読み)イーワンダツリハンノウ

化学辞典 第2版 「E1脱離反応」の解説

E1脱離反応
イーワンダツリハンノウ
E1 elimination reaction

一分子脱離反応ともいう.カルボカチオン生成律速段階とし,引き続いてプロトンが失われることにより進行する脱離反応をいう.反応速度基質濃度に対して一次となり,SN1型反応共通のカルボカチオンを中間体とするから,SN1型反応とつねに競合して起こる.反応性の高い求核剤が存在する場合は SN1型反応が主となり,強い塩基が存在する場合にはE1脱離が優先する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む