F16戦闘機

共同通信ニュース用語解説 「F16戦闘機」の解説

F16戦闘機

米国が開発した多機能戦闘機。小型で機動性が高く、戦闘機同士の戦闘や対地上攻撃の性能に優れる。1970年代から飛行し、改良を重ね、多くの派生型が存在。米軍のほか多くの国で運用され、湾岸戦争イラク戦争にも投入された。欧米開発の長射程ミサイルや精密誘導兵器を発射でき、現在も欧米や中東アジアなど25カ国ほどで計約3千機が運用されている。(共同)

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百科事典マイペディア 「F16戦闘機」の意味・わかりやすい解説

F16戦闘機【エフじゅうろくせんとうき】

米空軍の主力戦闘機。ロッキード(ロッキード・マーチン)社製。愛称ファイティング・ファルコン。全幅9.45m,全長15.03m,全高5.09m,最大速度マッハ2以上,航続距離3200km。その特徴は,最新の操縦性優先形態(CCV理論とコンピューター技術を取り入れ,機体を小型化・軽量化したところにある。量産型F16A/Bの部隊配備は1979年以降で,1995年現在,米空軍が1885機。その他NATO各国で1214機が配備されている。先行のF15戦闘機に比べて低価格のため各国から注文が相次ぎ,21世紀にかけて4000機以上が生産されるものとみられる。日本の航空自衛隊が米国と共同で開発しているFSX(次期支援戦闘機)のベースになっている。

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