知恵蔵 「FaceTime」の解説
FaceTime
iPhone4以外で利用する際には、最初にAppleIDとメールアドレスをひも付ける作業が必要。iPhone4では、連絡先から相手の電話番号を選択して、FaceTimeボタンをタップするだけでテレビ電話ができる。iPhone4同士でも通信は3G回線ではなく、無線LAN(Wi-Fi)を利用するため、一般的な携帯電話のテレビ電話とは違って別途通話料はかからない。
iPhone4、iPod Touch、iPad2には外側と内側にカメラが付いているため、内側のカメラで自分の顔を写しながら、外側のカメラで自分が見ている風景や部屋の様子などを写すことができる。気軽にかつリアルタイムで自分の目で見ているものを相手に伝えることができるのが魅力だ。音声通話の途中でFaceTimeに切り替えることも可能。Macで利用する場合、ライバル製品でもあるSkypeとは違って、ソフトウエアを起動していなくても着信できるのが魅力的。しかし今のところ、アップル社の対象製品間のみで利用可能となっており、また、対象製品のほとんどが有線LAN接続のポートを持たないため、無線LAN環境を用意する必要がある。
(横田一輝 ICTディレクター / 2011年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報