20世紀西洋人名事典 「G.ドゥエ」の解説
G. ドゥエ
Giulio Douhet
1869 - 1930
イタリアの軍人。
カゼルタ(イタリア)生まれ。
第一次世界大戦に師団参謀長として従軍し、戦争空間が空中へ拡張されたことに着目し、将来戦は空軍であると言う空軍万能論を提唱する。機動性兵器としての航空機で政経中枢を爆撃し、航空基地や航空機工場の破壊で敵の活動を封殺するこの戦略爆撃絶対論は大きな反響を呼び、各国の空軍用兵思想に影響を与える。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報