20世紀西洋人名事典 「G.マッテオッティ」の解説
G. マッテオッティ
Giacomo Matteotti
1885 - 1924
イタリアの政治家,社会主義者。
元・統一社会党書記長。
ポレージネ(ベネト地方)生まれ。
ボローニャ大学で法律を専攻し、ポー川流域の社会主義運動に加わり、反戦行動で投獄される。1919年社会党国会議員となり、’22年分裂した統一社会党の書記長となる。’23年「ファシズム支配の1年」を出版し、’24年国会演説で4月の総選挙の際のファシストの暴力と脅迫を指摘してムッソリーニ政府の責任を糾弾するが、6月10日登院中、暴漢に襲われ行方不明となり、2か月後の8月15日遺体となって発見される。第二次大戦後、アメリゴ・ドゥミーニを主犯とするファシストの犯行が確認される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報