20世紀西洋人名事典 「G.マンズー」の解説
G. マンズー
Giacomo Manzù
1908.12.22 - 1991.1.17
イタリアの彫刻家。
ブレラ・アカデミー教授。
ベルガモ生まれ。
本名G.〉 G.〈Manzoni マンゾーニ。
1928年パリに渡り、’30年ミラノに定住して最初の作品を制作。’36年再度パリに旅行し、ロダン、印象派に影響される。その後、徐々に力強い量感と構成力を獲得し’38年「枢機卿」を制作する。’41〜54年にはブレラ・アカデミー教授を務める。第二次大戦中、ナチの暴挙に憤りを感じ「キリストと将軍」を制作。代表作として、サン・ピエトロ大聖堂の正面扉「死の門」(’52〜64年)、カテドラルの「愛の門」(’55〜58年)など記念碑的作品がある。宗教的な物が多いが、晩年には男女の抱擁など大胆な作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報