20世紀西洋人名事典 「H.ビラ・ロボス」の解説
H. ビラ・ロボス
Heictor Villa-Lobos
1887.3.5 - 1959.11.17
ブラジルの作曲家。
元・ブラジル音楽教育局局長。
リオ・デ・ジャネイロ生まれ。
18〜25歳頃にかけて、ブラジル中を旅し、各地の民族音楽に接する。その後、1922年パリに留学し、新しい音楽の洗礼を受け、’23〜26年パリで作品を発表し大成功を収める。帰国後、’30年サン・パウロの音楽視学官に任命され、’31年ブラジル音楽教育局長に就任した。’42年国立音楽院、’45年音楽アカデミーを設立し、音楽教育の発展に寄与した。主な作品に交響詩「アマゾナス」(’17年)、「ブラジル風のバッハ」(’30〜45年連作)などがあり、民族的要素と西欧の伝統形式を融合させた独創的作風を持っている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報