20世紀西洋人名事典 「H.ルーベンス」の解説
H. ルーベンス
Heinrich Rubens
1865.3.30 - 1922.2.17
ドイツの物理学者。
元・ベルリン大学教授。
ヴィースバーデン生まれ。
初期のスペクトル分析の実験家で、1897年赤外線スペクトルを研究、0.05mm程度の長波長スペクトル線、いわゆる残留線を発見する。1901年には長波長域での輻射エネルギーのスペクトル分布を実験的に研究、プランクの輻射法則や量子力学の根拠に対し、実験的証拠を示したことで知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報