20世紀西洋人名事典 「H.J.ミュラー」の解説
H.J. ミュラー
Herman Joseph Muller
1890.12.21 - 1967.4.5
米国の遺伝学者。
元・テキサス大学教授,元・インディアナ大学教授。
ニューヨーク生まれ。
コロンビア大学でT.H.モーガンに師事し、卒業後も同大学院にのこりモーガンのもとで遺伝学の研究を行い、1916年理博。’15年ヒューストンのライス研究所生物学講師、’18年コロンビア大学動物学講師、’20年テキサス大学動物学助教授を経て、’25年同大学教授就任。’32年渡欧し、ベルリンのオスカー・フォークト研究所を経て、’33年ソビエト科学アカデミーの遺伝学研究所で研究。’37年イギリスに渡り、エジンバラ大学客員教授、’45年インディアナ大学動物学教授を歴任。’27年X線を用いて人工突然変異の人為的誘導を発見、その研究により’46年ノーベル生理学・医学賞を受賞。著書「Bibliography on the Genetics of Drosophila」(’37年)、「Genetics,Medicine and Man」(’47年)、「Studies in Genetics」(’63年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報