20世紀西洋人名事典 「H.M.E.ラサール」の解説
H.M.E. ラサール
Hugo M.Enomiya Lassalle
1898 - ?
日本の宗教家。
上智大学教授。
ウェストファーレン(ドイツ)生まれ。
オランダの聖イグナチオ・カレッジやイギリスのストンハスト・カレッジで哲学と神学を学び、1927年司祭となる。’29年来日し、上智大学教授や日本イエズス会上長を務める。’45年広島で被爆し、重傷を負い、’48年日本に帰化する。又、広島エリザベト音楽大学教授も歴任する。’56年座禅を原田祖兵老師に本格的に師事し、キリスト教の修徳生活と座禅修行との相乗的な効果を体得する。著書に「日本の将来とカトリック」(’57年)、「禅―悟りへの道」(’67年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報