20世紀西洋人名事典 「J.アーベル」の解説
J. アーベル
John Jacob Abel
1857.5.19 - 1938.5.26
米国の薬理学者。
クリーブランド生まれ。
1897年牛の副腎から有効成分を取り出し、これを「epinephrine」と名付ける。しかし、1901年に、純粋に結晶状に取り出した高峰譲吉は、アーベルのものは、純粋でないとして、「Adrenaline」と名付ける。’27年には、ギッブス・メダルを授与。’32年まで、ジョンズ・ポプキンズ大学で生化学教授を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報