J.G.チャーニー(その他表記)Jure Gregory Charney

20世紀西洋人名事典 「J.G.チャーニー」の解説

J.G. チャーニー
Jure Gregory Charney


1917.1.1 - 1981.6
米国の理論気象学者,海洋学者。
元・マサチューセッツ工科大学教授。
サンフランシスコ生まれ。
ロシア移民の子として生まれ、946〜47年シカゴ大学、’47〜48年オスロ大学に勤務後、’48〜56年にはプリンストン高等研究所で研究員を務め、J.フォンノイマンと共に数値予報開拓発展尽力。’49年に世界で初の数値予報に成功、その後の数値予報の実用化の第1歩を築く。’56年MIT教授。又、アメリカの海洋気象庁を創設したほか地球大気開発計画にも従事するなど海洋学、大気物理学にも貢献。これらの業績に対して第1回WMO賞を受賞し、’64年以降アメリカ国際科学アカデミー会員を務める。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android