20世紀西洋人名事典 「J.J.ライン」の解説
J.J. ライン
Johann Justus Rein
1835 - 1918
ドイツの地理学者,日本研究家。
元・ボン大学教授。
リヒトホーフェンの後継者としてボン大学教授を27年間務める。スカンジナビア、アメリカ東岸などを調査。1873〜1875年プロイセン商務省の依頼で日本の工芸品と商業に関する調査に来日。西洋人で初めて、実地調査に基づく広範囲に渡った包括的近代的日本地誌「Japan nach Reisen und Studien」(2巻、1881、1886年)を著述。現代でも明治初期の日本事情の記録として重要なものとなっている。1968年ボン大学地理学教室では没後50周年記念の日本研究の講演会が催された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報