JCB(読み)ジェーシービー

百科事典マイペディア 「JCB」の意味・わかりやすい解説

JCB[株]【ジェーシービー】

銀行系カード会社。クレジット・カード業界トップ。1961年三和銀行・日本信用販売(現日本信販)の共同投資会社として,日本クレジットビューローを設立。1968年の増資の際に三井神戸(ともに現三井住友銀行)・大和協和銀行(現りそな銀行)が資本参加。1978年現社名に改称。会員数・加盟店数・取引高のいずれも業界トップ。2011年3月現在で会員7103万人,加盟店は2076万店。本社東京。2011年資本金106億円,2011年3月期年間取扱高9兆6619億円。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のJCBの言及

【クレジット・カード】より

… 日本では従来〈チケット販売〉など独自のクレジット・システムが存在していたが,クレジット・カード・システムは60年に日本交通公社と富士銀行がアメリカに本社をもつダイナース・クラブ・インターナショナル社と提携して設立した日本ダイナース・クラブによってスタートしたもので,アメリカからの輸入であるといえる。翌61年に日本信販と三和銀行の共同出資で日本クレジット・ビューロー(通称JCB)が設立され,67年には住友銀行系の住友クレジット・サービスと三菱銀行系のダイヤモンド・クレジット・サービス,68年には東海銀行系のミリオン・カード・サービスと北海道拓殖銀行系の北海道クレジット・ビューロー(現,HCB),69年には富士銀行,三井銀行ほか都銀6行によるユニオン・クレジットがつぎつぎと誕生して,70年代前半までに日本のクレジット・カード産業の基礎が固められていった。最近の動きとしては,クレジット・カードの国際化の潮流のなかで,アメリカの三大カードとの提携関係に基づいて,フランチャイジングによるクレジット・カードの系列化が進みつつある(図2)。…

※「JCB」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android