20世紀西洋人名事典 「K.ビルケット・スミス」の解説
K. ビルケット・スミス
Kaj Birket-Smith
1893 - 1977
デンマークのエスキモー研究家。
元・コペンハーゲン大学講師,デンマーク王立学会会員。
19才で動物学調査隊の一員として西グリーランドに渡り、1918年個人で西グリーンランドのエスキモー部落調査。’21年にカナダからベーリング海峡間を犬ぞりで横断した際、カナダのエスキモーと一緒に2年間暮らした。考古、言語など総合的エスキモー学を樹立した。’40〜63年にはデンマーク国立博物館民族誌部門の主任学芸員、’45年からはコペンハーゲン大学民族学講師、他にデンマーク王立学会、オスロー科学アカデミーなどの会員としても活躍し、「民族史学概論」(’41年)にその集大成的成果が収められている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報